【赤ちゃん返り!?】赤ちゃん返りした上の子への効果的な対応

家族が増えて幸せのはずなのに、どうしてこんなにイライラして余裕がないんだろう。

自分がゆっくりする時間すらないのに、
下の子はまだ手がかかるし、赤ちゃんだから言葉は通じない…

上の子は赤ちゃん返りで前より余計に手がかかる上に、イライラさせてくる…!

私も二児の母をしていますが、
子ども2人を満足させてあげられる日なんてほとんどありません。

どうしても手のかかる赤ちゃんの方を優先してしまうのは仕方ないと思います。

ですが、ここで上の子への対応をほんの少し変えるだけでも、
2人育児にも少し余裕が出てくることがあります。

この記事では、二児の母で保育士資格を持つで私が行った
上の子の赤ちゃん返りへの対応で効果的だったことを紹介します。

目次

【赤ちゃん返りとは?】上の子にイライラする、これって赤ちゃん返り?

赤ちゃん返りは、妹や弟が生まれることで、上の子の不安や欲求不満になり、退行したり、癇癪を起こしたりするものです。

赤ちゃん返りにはこんなものがあります。

・抱っこの要求の頻度が多い 
・泣き虫になる 
・下の子へいじわるをする
・ママに距離を置いてくる 
・癇癪がひどくなる 
・寝なくなる(夜泣きする)
・これまでできていたことができなくなる、しなくなる

本人が意識的に行うものもあれば、無意識にやってしまうものもあります。

上の子の気持ちは?赤ちゃん返りしてしまう理由

想像してみてください。
夫に子育てをどんなに頑張っても見向きもされず、
共感してもらうこともなく、怒られたり否定されてばかりだとどうでしょう。

「よし、もっと頑張ろう」と前向きに思えますか?
笑顔で子ども達に接し続けることができますか?
大人ですら、孤独を感じたり、ストレスが溜まったりしてしまうと思います。

では、妹や弟が生まれた上の子はどんな気持ちなのでしょう。

寄り添ってもらえなくて孤独に感じている

手のかかる下の子の世話をしていると、上の子は蔑ろにされがちです。
上の子が話すときには、目をみて話をしていますか?
今上の子は、どんな遊びにハマっていて、どんな悩みごとがあって
おうち以外ではどんなことをしていますか?

なんでも後回しにされて不満

下の子を優先しなくてもよい場面ですら、下の子を優先していませんか?
大人にとってなにげない小さなことでも、後回しにされ続けると不満はたまります。
思った以上に、上の子は親の後ろ姿や横顔ばかり見ているかもしれませんね。

自分も手がかかれば見てもらえると思っている

手のかかる下の子を見て、自分も手がかかればこっちを見てくれると思ってしまいます。
普段の頑張っている姿や、良いところにも目を向けてますか?
親の方から、抱き締めたり、抱っこしたりしてますか?

とにかくストレスが溜まっている

環境が変わることで、今までのルーティンではなくなります。
環境が変化することは大人にとってもストレスが溜まるし、不安も強くなります。
それは子どもも同じです。

自分はこのまま蔑ろにされるのではないか、
このまま自分が我慢しづつける生活なのかと
子どもは先を見据えて考えることができないため
得体のしれない不安に駆られてしまいます。

赤ちゃん返りの対応。上の子への効果的な接し方

私が上の子への接し方で効果的だと思ったものを紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

上の子から話かけられたら始めに「わかった」と意見を肯定する

誰かと話するときの最初の言葉は印象が強いです。
始めに肯定されたか否定されたかで、その後のお話を素直に聞けるか分かれてきます。

たとえば、家事をしている最中に「抱っこしてほしい」と言われたら、
今すぐにできなくてもいいです。
ただ「わかった、いいよ」とその気持ちを受け止めて肯定してあげましょう。

それから「じゃあこの家事が終わったらやるから、待っててね」と言うと、
子どもは、”自分の気持ちが受け止めてもらえた”というだけでも安心するのです。

※その後しっかりその要求に対しての約束は守るようにしましょう。

子どもの要求にどうしても応じられない場合も、まずは”意見”として肯定します。
それからできない理由を伝えてあげましょう。
その後に親子で納得できる代替案を提案できると良いですね。

できるだけ上の子を優先する

危険な場面や、体調不良などでは、優先順位はもちろん変わりますが、
基本的には上の子を優先します。
大人にとってどんなに小さなことでも、
子どもは”一番”にこだわっていることがあります。

車に乗る順番、ごはんを食べる順番、着替える順番、布団に入る順番、抱っこの順番…

あげるとキリがないですが、下の子を少し待たせても差し支えない程度のものであれば
上の子を優先していきましょう。年長者であるというプライドを守ってあげましょう。

下の子(赤ちゃん)に代わってしゃべる

これをすると上の子はとても笑ってくれるのですが、
赤ちゃんからの気持ちと称して私が、
「お姉ちゃん、大好き」「お姉ちゃんいつも遊んでくれてありがとう」「お姉ちゃんはすごいな○○できるなんて!」と言います。
1日に何度もしています。

もちろん全部裏声ですが(笑)

上の子も赤ちゃん自身の言葉ではないと理解していながらも、喜んでくれます。
それで、なぜか下の子にも優しくできるようです。

筆者

ちなみに私が「野菜も食べなさい」と言っても聞きませんが、
赤ちゃん(CV:母)から、
「お姉ちゃん、野菜も食べれるの?しゅごい!!」と言われると、
上機嫌で食べます。不思議ですね。

上の子にありがとう、ごめんね、よろしくの気持ちを伝える

上の子に助けられたら、ちゃんと目をみて気持ちを伝えましょう。

自分が誰かの役に立ったという感覚は、こどもでも、満たされた気持ちになります
それをしっかり伝えていきましょう。

また、親がこの3つの言葉をしっかりと言えると、子どもも言えるようになります。
この言葉の大事さがわかっているからです。

上の子のための1日を作る(定期)

この日だけは、上の子のやりたいことをする1日を作ります。
どこに遊びにいく、何を食べる、どんな遊びをする、できるだけ叶えてあげます。
この1日を過ごすだけで、意外と5日ほどは機嫌よくいてくれます。
やはりストレスを思いっきり発散する日も大事だなと思います。

できれば下の子を誰かに預けて上の子との時間を過ごせると良いのですが、
私はワンオペだったので、下の子を抱っこしたまま遊びました。

ただ、この1日を毎日できると思われては、単なるわがままになってしまいかねないので、
「今日は特別だよ」と伝えて、とても満たされた特別な1日にします。

上の子の赤ちゃん返りが加速するやってはいけない対応

赤ちゃん返りをしたからと言って、これまで以上に厳しくしてしまうと、逆効果です。
赤ちゃん返りは、わがままでもなんでもなく、本人の愛されたいという欲求だからです。

その欲求がいろんな形で出てきますが、根本的な部分をみると厳しくするという対応は違います。

また、下の子を泣き止ませるためにと、上の子のおもちゃを許可なく貸したり、
「お姉ちゃんなんだからお兄ちゃんなんだから」と我慢させることもしない方が良いでしょう。
自分のものを、自分の納得できない形で誰かのものにされるのは大人でもいい気持ちはしないですね。

貸して良いものを聞いて本人が納得したものを下の子に渡すようにしましょう。

下の子には、今は伝わらないかもしれませんが、
「これはお姉ちゃんのものだよ」と言い聞かせ続けましょう。

親は下の子には何も言ってくれない、自分の味方はしてくれないと思ってしまうと、
やはり不満は溜まります。

子どもへの対応は親の心の余裕も大事

親も睡眠不足と多忙の中でストレスや孤独を感じると、本当に余裕がなくなってきます。
私自身も何度も経験しています。

願っているだけでは状況は変わりません。

目の前の子ども達のことを想えば親が余裕を持って
子育てできるように日々の生活を工夫していく必要があります。

上の子との時間や、自分自身の時間をしっかり作るためには
子どもの安全は確保しなけばなりません。
私は、下の子が寝ているときはベビーモニターを活用して、安全を確保していました。

こちらのベビーモニターは声や動きに反応するだけでなく、
室温にも反応するので空調管理にも最適でした。
詳しい使用感などは別の記事にまとめてありますので、ぜひ参考にどうぞ。

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以上、私が行ってみて効果的だった上の子への対応でした。

まだまだ乳幼児は手がかかりますが、一緒に頑張っていきましょうね!!

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