自己肯定感とは?高い人低い人の特徴と肯定感を上げる方法

孤独を感じたり、幸せを実感できない、自信がもてない、誰かに認めてもらいたい
生きていればそのように感じる瞬間が誰しも少なくからずあると思います。

ですが、常にそのような思考に支配されていたとしたらどうでしょう。
自分らしく、幸せに過ごせるでしょうか。

私自身、子どもには、自信を持ち、苦難も乗り越えられる
周りからの信頼もあり人間関係が良好で幸せな人生を歩んでほしい。
そんなふうに考えています。

この記事では、自分自身や、子どもたち、大切な人が幸せに生きるために
自己肯定感の高め方や、子どもへの関わり、声かけの仕方などをまとめています。

自分自身、自己肯定感が低いと感じる方や、
自己肯定感を高く育ててあげたいと思っている子育て世代の方に読んで欲しいと思っています。

目次

自己肯定感とは?自分自身を信じる気持ち

自己肯定感とは、簡単に言うと
自分をありのまま受け入れ、認め、自信をもつ感覚のことをいいます。
他人の評価がどうであろうと、自分の頑張ってきたことや、強みなどに目を向け、
自分で自分を否定せず、気持ちを肯定し、信じる気持ちのことです。

自分から湧き出る力なので、環境や他人に依存せず、左右されません。

日本のこどもは、自己肯定感が世界的にみても低いと言われています。

自己肯定感は上げれる! 高い人の特徴

自分の力で苦難を乗り越える力が強い

自己肯定感が高いと、自分の弱みや強みを理解し、
また他者からの助言も肯定的に捉えることができるため、
卑屈になったり不満に思うこともありません

それに加え、自分を信じる力をもっており、
何事にも挑戦していくことができるため問題解決能力も高く、
苦難を乗り越える力を持っています

自分で自分に周りと比べて優劣をつけない

他人と自分を切り離して考えることができるため、
「人は人、自分は自分」と自然に考えることができます。
他人と比べないため、自分に優劣をつけません。
他人がどうであろうと自分をまず分析することで行動するため、
自分に満足し、生きていくことができます。

物事を客観的に見ることで良好な人間関係を築くことができる

自分を認める力があるため、他人の考えも肯定できるようになります。
自意識過剰になったりせず、客観的にものごとをみて判断し行動するため
人間関係のトラブルも起きにくくなります。
自分の考えも他人の考えも肯定的に捉えることで、建設的な話し合いができ、
豊かな人間関係が築けます。

自己肯定感が低い人の特徴

逆境に弱く、解決するための行動や考えが弱い

自分を肯定できず、自信が持てないことで、主体的に動いたり挑戦する力が弱くなります。
困難なことがあったときに「何をしてもだめだ」と自分を責めてしまい、
ストレスを必要以上に溜めてしまいます
逆境でもその価値や意味を見出すことができなかったり、視野が狭くなることで、
自分の中にある強さや幸せを見落としてしまいます

他人に依存したり比べてしまい苦しくなりやすい

自分で自分を認めることができないため、他人の評価が気になってしまいます。
他人の評価に一喜一憂して振り回された結果、疲れやすくなります。
失敗をしても、結果や他人の評価で自分を判断してしまうため、
頑張ってきたことや努力した過程の中で得られたものを見つけられません。
自分の中に価値を見出せないため、他人に依存してしまいます。

他人に対し過度な期待を抱いてしまい人間関係トラブルが起きやすい

他人の考えを客観的に見て肯定することができず、
他人の言動で、自分自身が否定されたように感じてしまいます。
また、他人と自分を切り離して考えることができないため、
他人に対し過度な期待をし、期待が外れると勝手に失望したりします。
それでは自分も相手も疲れてしまい、人間関係のトラブルが起きやすくなります

自己肯定感を上げる方法

親から子どもへの関わり方【主体性を尊重する】

ユニセフの報告書によると、
日本の子どもの身体的幸福度は1位/38カ国中であるのに対し、
精神的幸福度は37位/38カ国中となっています。

自己肯定感は、子ども自身が主体的になって物事を選択し、
考えながら進めていくことで少しずつ自信が身についてきます

親が何もかも決めてレールを敷いていては、
子どもの主体性や自分自身の価値や強さがわからなくなってしまいます。
親は必要以上に子どもに期待をせず、期待が外れたからといって
『ダメな子』のレッテルを貼らないようにしましょう。

努力した過程やその中で得られたものに焦点を向けたほうが、
何事にもチャレンジできる強さに繋がります


また、結果で褒めるのではなく、努力した過程や頑張ったことを認めていくことで、
失敗してもその過程を見つめ自分で解決する力がついてきます。

自分自身への関わり方【自分が人生の主役と自覚しよう】

短所というものは長所よりも自覚しやすいです。
わざわざ短所に目を向けるのではなく、長所に目を向けていきましょう。
必要以上に自分を責めないようにし、
「あの時は大変だったよね」「あれは頑張ったよね」と、
過去の自分もまるごと認めていきましょう

あなたの人生は、あなたのものであり、あなたが価値を決めます。

他人からの評価は、相手のものさしでしか語れません。
他人のものさしで自分の人生を測るのはもったいないです。

また、他人の長所を見つけて口に出したり、
自分とは違う価値観を持った人を肯定するだけでも、
自然と自分を肯定できるようになってきます。

また、自分がチャレンジすることに対し、
ネガティブな発言で止めてくるような人や、足を引っ張る人、
自慢ばかり言ってくる人、束縛してくる人とは距離をおいた方がいいでしょう。
自分の自己肯定感が下がります。

失敗もいつか自分を救う糧になると考える

どんな人でも多かれ少なかれ苦難はあると思います。
失敗も自分が挑戦した証だと思いましょう。
頑張ったことや失敗したことがすぐに報われなくても、
必ず大事な場面で自分や自分の大切な人を救ってくれる糧になるはずです。
「何やってもダメだ」と卑下することはありません。自信をもっていきましょう。
自分が失敗した経験が、思わぬところで他人を救ったりできます。

自分の経験が他人を救うことになれば、そのことが、自分の心を救ってくれるでしょう。

【まとめ】自己肯定感を上げる方法を試してみよう

内的な力は、自分がどのような状況に置かれても、前向きな行動ができます。

自己肯定感は、人間の行動や思考の基礎の部分を担っているといっても過言ではありません。

自己肯定感を高めて、自分の強さを引き出していきましょう。

結果や周りの評価に固執せず、自分自身を認めることをするだけでも、
さまざまな幸せに気づくことができるはずです。
現在、自己肯定感が低めの方も諦めないでください。
これから少しずつ高めることは可能だし、誰かを幸せにすることも絶対できます。


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