【こどものための哲学】Qワードとは?こどもだけじゃない!子どもも大人も考える力を伸ばす言葉 8つの問いかけ

こどものための哲学blog

子ども自身を取り巻く何気ない環境の中で定着してしまう考え方ってありますよね。

私も、元々こどもですし、みなさんだってそうです。

今の自分はどうやって作られたのでしょうか。

いわゆる“普通”は何気なく定着してしまったもので、

それ故に深く考えることなくそれが正解として信じて疑わないことってありますよね。

深く考えることなく過ごすことは思考停止状態であり、それ以上の発展はなくなってしまいます。

しかしいきなり深く考えようとしても、うまく考えることはできないと思います。

それは大人も子どもも同じです。

普段から考える習慣や、上手に考える方法を身につけていかなくてはいけません。

ではどのようにして思考力を高めていくのでしょうか?


この記事ではテレビ番組『Q〜こどものための哲学 NHK for school』を参考に、
対話力を培うために、どう考えるのか、そのヒントを8つのワードとして紹介しています。

目次

【Qワードとは】こどものための哲学は8つの問いかけから

なんで?
ほかの考えは?
反対は?
もし〜だったら?
そもそも?
立場を変えたら?
たとえば?
くらべると?

Qワードおぼえうた|NHK for School より引用

番組の中に入っている歌詞の一部です。

難しい言葉ではなく、誰もが聞いたことあるようなワードです。
この8つのワードをQワードといいます。
普段考えるときや、悩んでしまった時にこのワードは使いますか?

自分の子どもに問いかけていますか?考えが変われば行動が変わります。

原点に帰って思考することで、考えをしっかりまとめ、
他人への理解と自分自身の考えの理解につながっていきます。

Qワードを使って、具体的にどんな考え方ができるか、次の項で見ていきましょう。

こどものための哲学は大人も思考力を伸ばすことができるQワード

Qワードおぼえうたでは、疑問の内容からどのような考え方をするか歌詞にされています。

なんで? 理由をさぐってみる
ほかの考えは? いろんな考えを出してみる
反対は?  あえて逆で考える
もし〜だったら? 仮説を立ててみる
そもそも? 前提から疑ってみる
立場を変えたら? だれかの気持ちになってみる
たとえば? 具体的にあげてみる
くらべると? 違いはどこかさぐってみる

Qワードおぼえうた|NHK for School より引用

もちろん、このように考えたら必ず正しいとは限りません。
失敗したり、疑問に思ったときに、またこのQワードに戻ってくることで、
考え方を修正していったり深くしていったりできます。

環境で決められてしまった価値観

私には年中の子どもがいますが、その子どもがある日こう言いました。

『男の子なのにピンク着るの?』

もちろん私は男の子だからとか女の子だからこの色だとか教えたことはありません。
でもこの子どもの反応は、環境から見たら自然な反応なんですよね。

なんで?子どもはそのような疑問をもったのでしょう。

子ども用の衣料品店に行けばよくわかります。
『男の子用』『女の子用』としっかり分けられた中に、
男の子用には黒や青、かっこいい乗り物や恐竜のデザイン。
女の子用にはピンクや黄色、ハートやキラキラのデザイン。

このような環境では『男の子なのに』という定着してしまった考え方も理解できます。

固まってしまった考えは誰かを傷つけるかもしれない

『普通』というのは、多数派(マジョリティ)の価値観のことがよくあります。
その『普通』の価値観や当たり前が少数派(マイノリティ)を傷つけてしまいます。

そもそも、多数側の『普通』は『正しいこと』なのでしょうか?
少数側を傷つけてまで、通したい意味のある価値観なのでしょうか?
もし自分が少数側だったら?同じように批判できたでしょうか?

このような例もあります。
乳幼児を抱いた母親がスマホを触っている
その一場面を見ただけで、
「この母親はスマホばかり見ている!」と
一方的に悪い母親のレッテルを貼り付けてしまうことがあります。
確かに、世の中には色んな人がいますから、本当にスマホばかりでネグレクトの親もいるでしょう。

しかしこの一場面で否定するには、自分の正義を振りかざしているに過ぎません。
ほかの考えを出してみることでいろんな可能性がでてきます。

  • 緊急の連絡が入った
  • 仕事の取引をしていて、相手を待たせられない
  • 授乳したり休憩できるところを探している
  • 施設や病院を調べている
  • 1人で抱えている悩みを解決しようと情報を探っている

もしその母親や、抱えている子が急な体調不良だったら?
周りができることは批判ではなく、手を差し伸べることではないでしょうか。


安易な不平不満批判は、孤立する人をさらに孤立させ、どんどん傷つけていきます。
立場を変えることで自分のすべき行動が見えてくることもあります。

Qワードに沿って考えることで自分を守ることもできる


自分が誰かに傷つくことを言われた経験、誰しもあると思います。
確かに言われたときは、傷つき、悲しみを超えて怒りにさえ変わってしまうことがあります。

なんであの人はこんなこと言ったんだろう?
もし自分が相手の立場だったらどんな気持ちだったろう?
たとえばこういう行動をとっていたら結果は違っていた?

そんな時の上記のようにQワードで考えることで、自分自身の心を落ち着かせたり、相手を許せたりし、
無駄な争いを避けることもできますし、今後の教訓にもできます。

【Qワード】こどものための哲学は大人こそ悩んだ時に立ち止まって考えたい

子どもには柔軟性があり、最初は純粋無垢な存在です。

思考力を高めていくには子どもの頃からの積み重ねは大事ですね。

しかし、Qワードは大人こそ、常に考えていて欲しいワードだと私は思っています。
大人になると、考えが固執してしまって柔軟に動けなくなったり、
他人の考えを受け入れにくくなることもあります。

多忙な毎日の中で、大事なものを見失わないように、時々原点に戻って考えてみたいですね。

Qワードは仕事や育児の場面で非常に役立ちます。
仕事は他人と関わる仕事ですから、
相手の立場に立って考えていかないとお互いにうまくいかなくなってしまいます。
人間関係が悪い職場では、離職率が高かったり、心を病んでしまったりなど、誰も幸せになりません。

育児では、つい大人は、子どもよりも優位に立って物事を考えがちですが、
必ずしも親が正しいとは限りません。

子どもは子どもの中の道理があります。

子どもの思考力を伸ばすためには、子どもの疑問や悩みに親がQワードを使って一緒に考えていくと良いでしょう。

おわりに

なんだか、真面目なお話になりましたが、原点に戻ることで、人に優しくなれると思います。
私自身も余裕がなくなったときこそ、Qワードで考えるようにしています。

情報がたくさん溢れる世の中で、これからの子ども達が
争いなく、本当の幸せを感じるために必要な対話力を鍛えていく必要があります。

Q〜こどものための哲学 NHK for schoolでは、
下の図書を参考にされているそうです。

Qワードおぼえうた|NHK for School 公式HPに歌が載っていますので、覚えたい方は一度観てみてください。

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